格安SIMを利用して毎月のスマホ代を下げたいと考えている方で、現在携帯電話会社で契約中の使い慣れたiPhoneをそのままMNPなどをして使用したいという要望があるかと思います。
この場合主に2つの方法があります。
- 動作確認済みの格安SIMへMNPして使う。
- SIMロック解除して使う。
それぞれ、詳細を確認します。
1 動作確認済みの格安SIMへMNPして使う
格安SIMを提供するMVNO業者は、現在docomoかauの通信回線を利用したサービスとなっており、使っているスマホがソフトバンクのiPhoneの場合はSIMロック対応の機種でない限り、格安SIMへの移行はできません。
またdocomo契約とau契約のiPhoneに関しても、機種とバージョンによって動作確認が取れていない場合もあります。
docomoの場合
OCN モバイル ONE | IIJmio | BIGLOBE SIM | |
---|---|---|---|
iPhone 5c | IOS9.2にて対応中 | ||
iPhone 5s | |||
iPhone 6 | |||
iPhone 6 Plus | |||
iPhone 6s | |||
iPhone 6s Plus |
iPhone5c以降の機種であれば、2016年1月現在で最新バージョンのIOSで対応を格安SIMを提供する主力3社※で確認できます。
※詳細は各社の動作確認済みページにてご確認ください。
docomoのiPhoneユーザーであれば比較的スムースに以降が可能になるかと思われます。
auの場合
格安SIM | mineo | UQ mobile |
---|---|---|
iPhone 5c | iOS7.1.2で対応(iOS9.2 では音声通信のみ可) |
iOS 7.1.2で対応(iOS 8.1ではデータ通信不可) |
iPhone 5s | ||
iPhone 6 | iOS9.2にて対応中 | iOS 8.1(音声・SMSのみ対応) |
iPhone 6 Plus | ||
iPhone 6s | 動作確認無し | |
iPhone 6s Plus |
auの通信網を使用するmvnoの2社ですが、それぞれ動作確認は異なり、「mineo」ではiPhone5s、5cではIOS7.1.2まで。iPhone6以降ではIOS9.2で対応。
「UQ mobile」ではiPhone5s、5cでIOS7.1.2のみ正常対応という状況です。
こちらも最新の情報は各社の動作確認済みページにて確認をしてください。
2 SIMロック解除して使う方法
携帯電話各社は取り決めにより2015年5月以降に発売されたスマホを含む端末に関してはSIMロック解除が義務化されました。
以前より、docomoとソフトバンクに関しては、ユーザーの希望により有償でロック解除に対応しており、auだけ未対応という状況でした。
ただ2015年5月以前のスマホに関してもiPhoneだけは例外でSIMロック解除の対象になりませんでした。
以上より、携帯電話3社のiPhoneのSIMロック対応状況をまとめるとiPhone 6s、iPhone 6s Plus以降の機種であれば条件を満たせばロック解除が可能です。
docomo | au | ソフトバンク | |
---|---|---|---|
対応機種 | iPhone 6s、iPhone 6s Plus以降 | ||
条件 | ・端末購入日から6か月以上経過している ・解約済の方は、解約日から3か月以内 |
機種購入日から180日以上経過している | ・購入日より181日目以降に可能 ・解約済みの場合は解約から90日以内に元の契約者本人 |
費用(オンライン) | 無料 | ||
費用(ショップ) | 3,000円 |
ソフトバンクのiPhoneユーザーに関しては、現在対応する格安SIMがない状況だった為、iPhoneで格安SIMを利用するには、新たに端末を購入などする必要がありましたが、SIMロックの解除により、iPhone 6s、iPhone 6s Plus以降であればMNP等でそのまま引き続き利用する事が可能になりました。
管理人はソフトバンクのiPhone5からアンドロイドのスマホを使った格安SIMへ切り替えましたので、そもそもiphoneで格安SIMを使う選択はありませんでした。
現在であれば、上記のように選択肢がありますので、ご自身の状況に合わせて格安SIMをスタートすることが可能かと思います。