格安SIMのプランでは、携帯電話会社のプランにはない1日単位で高速データ通信をリセットする日次プランが存在します。
通常携帯キャリアは月次で一ヶ月の利用上限が設定されており、例えば月内中に7GB以上使用したら月末まで128kbpsの低速に制限されるというような内容です。
また未使用分のデータ繰越も、主要な格安SIMのプランでは適応されている為、日次の場合は当日使用しなかった分は翌日まで繰越。月次プランの場合は当月の未使用分は翌月中までストックする事が可能です。
日次プランの場合
月次プランの場合
初心者には日次プランがおすすめ
管理人自身も格安SIMを使用してからずっと「OCN モバイル ONE」の日次プランを利用していますが、格安SIM以外に自宅で高速通信できるWI-FI環境などがある状況で初めて格安SIMを利用する場合はこちらをお薦めます。
月次プランの場合、気にせずに高速通信の状態で動画の再生やゲームアプリのダウンロードなど比較的、データが大きな通信をすると、すぐに上限に到達してしまいます。
これを強制的に分割してくれるのが日次プランになる為、特に意識しなくても、バランスよく高速通信状態を毎日使用する事が可能です。
また月次プランでも、日次プランでも現在では高速と低速の切り替えを可能にするサービスを実施しているサービスを導入している場合もある為、これを上手く利用するという方法もあります。
上記のように、ホーム画面などから、簡単に速度の切り替えを行う事が可能です。
ただ簡単ではあるものの、毎日持ち歩くスマホで、そのサービスは高速、このアプリは低速などと都度、切り替えの操作をしてから利用するというのもあまり使いづらいのではないかと考えます。
主要3社の高速低速切り替え状況
OCN モバイル ONE | IIJmio | BIGLOBE SIM | |
---|---|---|---|
高速通信のON/OFF | 有り | 有り | 無し |
現時点で格安SIMの契約シェア上位2社は切り替えに対応しており、BIGLOBESIMは対応していません。
またau系の格安SIMを提供しているのは現状、「mineo」と「UQ mobile」になりますが、いずれも切り替えに対応しています。
管理人は自身も契約している日次プランをおすすめしますが、この場合、主なMVNOの事業者で日次プランを展開しているのは「OCN モバイル ONE」となり、「IIJmio」などは月次プランのみの提供となります。
音声通話プランの場合
OCN モバイル ONE
月額料金 | |
---|---|
1日あたり110MB | 1,600円 |
1日あたり170MB | 2,080円 |
1ヵ月あたり3GB | 1,800円 |
1ヵ月あたり5GB | 2,150円 |
1ヵ月あたり10GB | 3,000円 |
1ヵ月あたり15GB | 2,500円 |
IIJmio
月額料金 | |
---|---|
1ヶ月あたり3GB | 1,600円 |
1ヶ月あたり5GB | 2,220円 |
1ヶ月あたり10GB | 3,260円 |
月次プランをデータ利用状況把握アプリで管理
1ヶ月3GBプランで比較する場合はIIJmioの方が利用料金が安いことから、こちらも選択肢に入るかと思われます。
この場合でも日次プランのように平均的に高速通信と低速を切り分けるような場合には、通信データの利用状況を把握できるアプリが便利です。
管理人はMy Data Managerという無料アプリを利用して毎日の利用状況を把握していました。
このアプリでは、事前に設定したマイプランでデータの上限に到達した場合にアラートで教えてくれる機能があります。
例)3GB/1ヶ月のプランを30日間で平均的に利用する場合
3GB × 1024MB = 3072MB
3072MB ÷ 30日 = 102.4MB
1日あたり約100MBを高速通信で利用することになります。
またIIJmioの場合は、直近3日間の低速通信の合計が366MBを超えた場合、通信規制がされる可能性があるため、こちらも考慮すると、
366MB ÷ 3日間 = 122MB
100MB(高速通信分) + 122MB(低速通信分) = 222MB/1日
この範囲で通信を管理すれば、比較的バランスの取れた通信が出来るようになるかと思います。
My Data Managerでプラン設定
データ更新期間を「日々を」を選択し、上記の計算式のデータ量の上限を設定することで、使いすぎないようにする事が可能です。

一旦セットすると、ホーム画面等で、定期的にチェックすることも可能になります。日次プランではなく月次プランを選択する場合でもこのように無料アプリとの組み合わせで、上手くデータ量をコントロールすることは可能です。